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りょうこ、(もと)大学生女子。2005年8月~2006年8月、イギリス留学中の思い出をしつこく書き綴る。だって終わらなかったんだもの。
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モダンのみんな!私は地球のどこに行ったって踊ることをやめないわよ~ん。
というわけでバレエの体験レッスンに行ってきました。 だが告白しよう、少々相当におびえていた自分を。 正直、この国に来てから一番のビビりようだった。 だってここはイギリス。日本人脚短いし。体育会系の単語なんて知らないし。 英語で丹田とか恥骨とか言われたらどうしよ~。不安・・・。 (以下95%フィクションでお送りします) ☆☆☆ 私、りょうこ17歳は、ローザンヌで獲得したスカラシップで、単身ロンドンに乗り込んだ。 一人で海外に来たのなんて生まれて初めて。知っている英単語なんて20個くらい。 不安で押しつぶされそうだ。だけど今日、初めてスクールのドアをたたく。 案内されたスタジオに入ると、さっそく敵意のこもった視線が痛い。 そんなことにかまわずレッスンが始まったけど、 まず先生が何を言っているのか全然分からない。 新参者の劣等感も手伝ってか次々とミスを繰り返す私に、 後ろの方からクスっと笑い声が聞こえてきた。 ・・・その時、自分の中でなにかが吹っ切れた。 確かに東洋人の私には、長くてしなった脚も、高い甲も、 どこまでも楽々と開く股関節もない。 だけど、テクニックじゃ誰にも負けないんだから!! そしてレッスンはバーからセンターへ。 意気込んだ私は最前列の中央へ。 5歳の時から誰よりも真剣にレッスンしてきた自分の全てをここにぶつけてやる! 高いジュテ、得意のピケ・ターン、そして完璧に決まった32回転のグランフェッテ。 ・・・あざ笑うかの様なまなざしが、最後には畏敬のそれへと変わっていたのがはっきりと分かった。 更衣室で肩をたたかれ、振り向くとさっき私を笑った彼女。 早口で何か言われたけど、ききとれたのはI'm sorryと、 彼女の名前、ナタリーって単語だけ。 でも彼女の笑顔でなんとなく私には分かった。 「さっきは笑ってごめんね。でもあんたなかなかやるじゃない、見直しちゃった。 良かったら友達にならない?」 多分そんな意味のことを言っていたんだと思う。 これから私が歩んでいく道は、多分、きっと、茨の道。 今はまだ想像もつかないような困難が、たくさん待ち受けているのだろう。 でももう、何も恐れることなんてない。 今日、ここイギリスの地で、少しの自信と一人の友達を得、 私のバレエ人生の新たなるステージがスタートした。 ☆☆☆ しつこいようだがフィクションです。 何が言いたいかっていうと、ビビる必要なんて全然なかったわ。 ダンスなんてノンバーバルコミュニケーションもいいとこ。 それに、私が今までみた外国人は一人残らずみんな プロのバレリーナだったんだ。 別にすべての白人にバレエの才能や技術があるわけじゃない。 よく考えたらそんなこと本当に当たり前なんだけどね。 Ha-ha~~ あとこっちの人って黒タイツははいてても 誰もスパッツはいてないね。 私もやめようか。あれは脚の短さを助長するだけじゃ。 さて、あと何個か見に行って教室を決めた後、 このなまった肉体を早いとこ何とかしたいと思います。 最後まで読んでくれた人ありがと。笑
by pecan-toffee
| 2005-09-17 23:58
| バレエ
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