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りょうこ、(もと)大学生女子。2005年8月~2006年8月、イギリス留学中の思い出をしつこく書き綴る。だって終わらなかったんだもの。
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昨日「真珠の耳飾りの少女」をみた私の心が生フェルメールを猛烈に渇望。
フェルメールといえば、前に何かのコラムで 「フェルメールの作品全制覇してやる!」っていうのを読んだことがある。 フェルメールの現存してる絵は三十数枚だから、 しようと思えば制覇できないこともない、らしい。 イギリスには4枚、っていうかロンドンに4枚、うちナショナル・ギャラリーに2枚、らしい。 そうだ、ナショナル・ギャラリーに行こう。 「真珠の耳飾りの少女」はないよ、あれがあるのはオランダだよ。 「牛乳を注ぐ女」もオランダなのか。 オランダ、・・・・か。 ・・・・もしかして行けちゃうんじゃない? ひとまずとにかく、今日のところはナショナルギャラリーへ。 やっぱり美術館の 建物それ自体がもう美しい・・・。 去年も来て一応全ての絵に一瞥を投げたつもりだったんだけど、 かなり無理矢理だったし、フェルメールのことなんて何にも覚えていやしない。 1500年代のゾーンは宗教画ばっかり。 これくらい昔の絵って面白くも奇妙だな~、と思いつつみて回っていたら なんだかほんとに気持ち悪く酔ってきてしまって、、、 閉館時間までそんなにないし、とりあえず本日の目的は果たそう。 警備兼案内係のおじさんに「フェルメールどこですか?」と尋ねる。 「ここをまっすぐ行って、左だよ」 ありがとうございまーす。 で、教えられたあたりをウロウロしてみたけどみつからない。 オランダのゾーンをくまなく回ったのにみつからない。 また別のおじさんにきいてみると (誰にきいても何も見ずに答えてくれるところがスゴイ!)、 「Room 16にあるよ、フェルメール2枚。」 はーい、どうも^^ で、そこにたどり着いたはいいが、あれ、やっぱりさっきこの部屋みたよね? 再度一枚一枚みてみる。 「あっ、これかな、これっぽいな。」 ・・・でも作者をみてみると違う。 また一周。フェルメールの名前なんかどこにもない。 ので、さっきフェルメール容疑がかかった2枚の絵の 作者の名前をもう一度よくみてみる。 ・・・・Vermeer. がぼん!えええ、ウソそーゆースペル!? 必死にイニシャルFを探してた私、うわあ、ばかー。 気をとりなおして。ナショナルギャラリーにあるのはこちらの2枚。 ヴァージナルの前に立つ女 ヴァージナルの前に座る女 A Young Woman A Young Woman standing at a Virginal seated at a Virginal 私は右の絵のほうが好きだな。 と言う風に感じたんだけど、違いの分かる人々の間では右の方は評価低いらしいです。 ここ、ナショナル・ギャラリーも入場料は寄付制、無料。すごい。 ナショナルギャラリーついてはまたそのうちじっくり書きます◎ あ、そうだ。 ちっちゃい黒人の男の子が、 キリストが十字架にかけられてる一枚の絵の前で座り込んで絵をかいてたの。 覗き込んでみると、自分で持ってきたお絵かき帳に、一生懸命模写してる。 隣にいるお母さんが時々、ここもうちょっとこうした方がいいんじゃない、 って口を挟んでみたり。 私とか、観光客は、「うおお、これがかの有名なひまわりか!!」 みたいな、考えようによってはある種の邪念を持って絵をみてるけど、 あの男の子は多分何も考えてないんだろうね。 ゴッホもルノアールもモネも関係なく、そこにあるのは一枚の絵。 美術館は週末お母さんに連れてきてもらう遊び場。ただただ、楽しいからお絵かき。 きっと、日本のちっちゃい子がプリキュアのぬり絵してるのと同じ感覚。 ・・・なんて豊かな国なんだろうね。
by pecan-toffee
| 2005-10-30 23:58
| 美術館
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